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どうも!くまweb広報ノダです!
僕はフリーランスになって6年目に突入しました。
実際、フリーランスという働き方を選ぶ人はとても増えています。
2020年は1,062万人だったその数は
2021年に1,670万人と急増しています。
特にコーディングやウェブデザインといったウェブサイト制作でフリーランスになる人は顕著です。
おそらく下記のような理由があるのかなと思います。
・初期費用が安い(PCとスマホとネット環境があれば何とかなる)
・クラウドワークスやSNS等で個人でも仕事を受注しやすくなった。
・ウェブや動画でノウハウを学ぶなど学習コストが安価
・リモートワークがメインストリームになりZOOM等のツールが一般化したことで距離の制約が下がった
そんな中、いつも感じることがあります。
それは
「フリーランスはいくつまで働けるんだろう?」
ということです。
プログラマーは35歳定年説があるくらい新陳代謝が激しいのがこの業界。
そんな世界で何歳まで生き残れるのか?
その問いの答えを持つ人が熊本にはいます。
その名は
「ASAKAWA KOUJI」
62歳。徹夜上等のゴリゴリフリーランサー
現在、熊本の松橋にデルタワークスという屋号で活動されている浅川浩二さん
https://deltaworks.info/
ウェブ制作を中心にICT教育・ITコンサルタント・写真撮影・プロモーションビデオ作成・サイトハッキング対策・セキュリティー対策・PCメンテナンス等などなど
分野は多岐に渡ります。
そんな浅川さんに今回インタビューを敢行しました!
僕と浅川さんは専門学校の生徒と先生の関係でもあります。
その後、僕が就職した会社でも一緒に仕事をしたりと浅川さんのぶっ飛んだエピソードがたくさんあるのでどんどんぶっちゃけたいと思います。
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市内から車を走らせること40分、松橋にある事務所兼自宅に到着しました。
チャイムを鳴らすと、奥の部屋から現れた浅川さん。
「いらっしゃい。どうぞ〜」
リビングを抜けて、仕事部屋へ。
するとそこには30年ちかくフリーランスとして制作を続けてきた秘密基地のような作業部屋がありました。
今年62歳の浅川さんですが、
今、7件のサイト制作を並行して行ってるそうで
「やばいよ。今日で徹夜2日目だよwww」
と、しょっぱなブラック会社に入った新卒みたいなセリフが聞けるとは思ってもいませんでした。
いまだ現役ゴリゴリのフリーランサーなのです。
サイト制作以外にも専門学校や大学など4つのスクールで講師もしており、62歳にして多忙を極めています。
そんな浅川さんにいきなり気になる質問を聞いてみました。
「年収いくらくらいですか??」
浅川さん「そうねー多少波はあるけど大体700万くらいかな!」
すぐ答えてくれた(笑)
ちなみに独立してから今まで大体このくらいの金額で推移しているそうです。すげぇ!
制作の総合格闘家。異色の経歴。
※2003年頃の浅川さん(スケートは滑れない)
まず、最初に浅川さんの濃ゆすぎる経歴を紹介したいと思います。
時は遡ること30年前、浅川さんは大学を卒業後、実家のカメラ店で働いていました。
カメラ店での仕事と平行しながら趣味で音楽やSE作成も行い、その流れでPC(mac)にも詳しくなったそうです。
当時、macに詳しい人は少なく、印刷会社や病院からMACのメンテナンスを頼まれることになり写真やの業務としてmacのメンテナンスを立ち上げました。
そして次に浮かんだのが「データ修復」
当時熊本ではHDDの修復業者は少なく、一台のHDDを修復するだけでも数十万の利益が出たそうです。
とはいえ、仕事が大きくなるにつれ個人の裁量でするにはリスクが高い&あまり楽しくない
ということで友人に譲ったそうです(その会社を調べると世界中から依頼が来るような会社に成長していました(笑))
とにかく頼まれたら断らず一度やってみる精神で
マルチメディアの非常勤講師やホームページ制作をはじめたそうです。
そして某大手企業のホームページのコンペのメンバーとして参加し大手広告代理店を抑えてまさかの勝ってしまう出来事が起きます。
さすがに写真屋の傍らで1人でできるような規模ではなく(当時はフリーランス自体とても少なかった)これをきっかけに以前から誘われていたウェブ制作会社へ入社することになります。
そこではホームページだけじゃなく、音楽も動画もアニメーションも、そして声優すらもこなしていたそうです。
このへんのお話は書き始めると10000字くらいなるので
詳細は浅川さんのブログから読んでいただけると(当時のウェブ制作界隈の混沌も感じられてすごく面白いです。)
https://deltaworks.info/freelance.html
会社員を経て、30代半ばで浅川さんはデルタワークスという屋号でフリーランス人生が始まります。
なぜ30年以上もウェブ制作でフリーランスで食えるのか?
ウェブ制作の世界は文字通り日進月歩。
去年食えてた分野で今年は全く仕事がなくなる!ということもよく起きます。
そして若い世代はいつでも最新の技術を勉強して来るので、経験というレバレッジが効きにくいのがこの業界。
しかし、浅川さんはフリーランスになってから62歳の今日まで、仕事量がほとんど変わっていません。
その謎は、インタビューをするうちに分かってきました。
食える理由①
ポジショニングが上手い。
浅川さんはホームページを作る時にジュームラというCMSしか使いません。
CMSというのはお客さんがブログ感覚でサイトを変更修正できるようなシステムで、日本のシェアの8割以上がワードプレスというシステムを使っています。
そんな中、ジュームラを使い続けるのは一見仕事が減りそうな気がしますが、
実はジュームラの方が本来ホームページ制作の為につくられたCMSなんです。(ワードプレスは元々はブログ作成CMS)
よって、ジュームラに詳しくなると大規模なコーポレートサイトや会員制サイトなどを難しいプログラムやシステムの改造をせずに構築することができたりします。
ジュームラ自体ニッチなCMSということもあり、書籍やネット上で使い方やノウハウを見つけることが難しく、プレイヤーの数自体も非常に少ないため競合がほとんどいません。
更に、ジュームラのノウハウサイトを自社でつくることで「ジュームラの専門家」というポジションを盤石にしています。
https://joomla.jp.net/
食える理由②
浅く限りなく広く
浅川さんは突出してプログラミングができたりデザインが上手いわけじゃありません(失礼)
しかし、動画編集、写真撮影、アニメーション作成、音楽作成、HDDの復元、サーバー管理、PCのメンテナンスなどファミレスのようなサービスメニューを一人でこなしています。
例えるなら父親一人の収入で暮らしている家族ではなく
10人家族全員が分散して稼いでるような状態です。
つまり、早い時代の流れで一人が失職しても、残りの9人が稼いでる間に新しい仕事を見つけることができます。
食える理由③
とりあえずやってみる
フリーランスになると分かるのが
「リスクの恐怖」です。
全て自分の責任に帰結してしまうので、どうしても「自分のできる範囲の仕事」しか受けなくなってしまいます。
しかし、浅川さんは何でもやります。
「できるかどうかわかんないけどとりあえずやってみますね」
といって受けます。
間に合わなさそうな時は3日くらい徹夜することもあります。
とりあえずやってみる精神と何とかするスキルが高いので着陸が難しい状況でも胴体着陸します。
フリーランスに向いてる人、向いてない人
そんな、フリーランスの生存競争を勝ち残り続けてきた浅川さんに、独立を考えている後輩によく聞かれる質問をしてみました。
「フリーランスに向いてる人ってどんな人?」
■フリーランスに向いてる人の特徴
まず常識的な人よりも「非常識な人」の方が向いているそうです。
ここでいう非常識というのは「ぶっ飛んでいる」という意味ではなく
「常識を疑える人」という意味です。
例えば、去年まで赤ちゃんみたいだったAI技術が、今年に入りChatGPTやミッドセンチュリーといった文章や画像生成の分野において急激な進化を遂げました。
おそらくそういった機能を使ってコンテンツを作り上げていくのが新しい常識になっていくと思います。
しかし、常識が非常識のうちに調べて学習して実戦投入している人は他者よりも優位に立てます。
フリーランスの強みは意思決定の速さとフットワークの軽さなので、常識の枠外に飛び出して新しいことにどんどんチャレンジできる人はフリーランス向きだと思います。
■フリーランスに向いてない人の特徴
軸が他人にある人はスキルが高くても潰れてしまう人が多いそうです。
簡単にいうと「他人の評価を気にしすぎてしまう人」です。
フリーランスには守ってくれる会社や上司や同僚がいないので、時にクライアントや外注先、SNS等などの批判をダイレクトに受けてしまいます。
他者評価の意識が高い人はそのダメージが蓄積してしまい気づかないうちに心が病んでリタイアしてしまうことがあるそうです。
確かに浅川さんはまったく他人の評価どころか視線すら気にしない人だと感じます。
昔、浅川さんと仕事している時に街中の駐車場で待ち合わせしていると浅川さんは駐車場の車のなかで髪を切ってました。
僕は恐る恐る近づいて聞きました。
「一体何をしているんですか?」
すると浅川さんはいいました。
「やぁ!髪が伸びてたから切ってた」
いつまでフリーランスをつづけたいですか?
人は浅川さんを
「仕事してんのか遊んでんのか分からない人」
と言います。
浅川さんも
「僕もそう思う」
と言います。
そんな浅川さんを見ていると
最近有名な研究者の落合陽一さんが著書の中で言っていた言葉を思い出しました。
「仕事と趣味と遊びが溶け合ってストレスの少ないワークアズライフという働き方が幸せ」
昨今、コンプライアンスが厳しくなり過重労働やブラック会社にバッドイメージがついています。
確かに強制された労働は批判すべきですが、仕事を時間や難易度だけで区別するよりも
「ストレス負荷」で区別してストレスがかからない仕事を選んでいくことが大事だと思います。
浅川さんは仕事をしているとき、何か楽しそうです。
傍から見ると絶望的な状況でもどこかしらワクワクしています。
それはどこかRPGのボス戦をギリギリでクリアするような
時間を忘れて趣味に没頭するような感覚に見えます。
最後に浅川さんに聞いてみました。
「いつまでフリーランスとして働きたいですか?」
するとこんな答えが返ってきました。
「誰かが僕のことを必要としてくれる限りは続けようかな。」
次は5年後か10年後になるか分かりませんが
その時にまたインタビューできるのが楽しみです。
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